2012年9月26日水曜日



人間が神より与えられた力

この世に創造するべくその力は

破壊することを覚えてしまった

天使が堕天使になったあの日

翼がその力を封印されたように

人間の想像力もまた

封印されてしまうのだろうか


2012年9月21日金曜日

幸せを求め堕落した

天使

まだ知らないそれを望み

本当の幸せな何かと

今では堕天使となる

見つかりましたか

貴方の幸福は

2012年9月11日火曜日

雨よ
悲しみの雨よ

ボクがら流れ出る欲望の血を
その雨粒で流しておくれ

雨よ
悲しみの雨よ

ボクが大声で泣き叫ぶから
その雨粒でかき消しておくれ

雨よ
雨よ

ボクの心がボクから離れてしまわぬように
その悲しみの雨で
ボクに縛り付けておくれ

雨よ
優しい雨

ボクが涙を流しても
笑わないでおくれ

ボクが涙を流すとき
それは本来のボクの姿なのだ

雨よ
優しい雨


タマニハネ

コドモミタイニ

アソビタイ

トキモ

アルンダヨ

コドモ

ボクハケイケンシタノダロウカ
















自分だけの美しい響きを










絶望の旋律と

交わり合い

ただ息を吐き出すように

黒が舞う




2012年9月3日月曜日

心とは

愛でのみ突き動かされる

大いなる愛で

痛みも悲しみもなにもかも

救うことができるのだろう

善と悪を超越する

それこそが本来の


なのであろう

2012年8月29日水曜日

貴方がいるから

寂しさを知った

貴方がいるから

痛みを知った

しかし貴方がいなければ

優しさを

知らなかっただろう
死の馬に跨がり

生の道を

貴方の中心には

強く刻まれた定めが

穏やかな闘志を

温かな血を

そして

光を

2012年8月27日月曜日

道を歩いた

人間が怖い

街中に響き渡る人間の声

耳を塞ぐ

しかし僕の頭の中には

その余韻が僕の全てを支配した

人間が怖い

何故だろう

誰かに側にいてほしいのに

誰も寄せ付けない

ふりをする

感情を素直に表現できないから

その感情を見えない感情を

ここに表現する

素直に泣ける人を羨ましく思う

僕はここで呼吸をする

明日また息を止めて生きる為

ここで深呼吸をする

2つに分裂した僕は

お互いの手を固く握り

誓い合うのだ

またいつか一つになれますようにと

僕は人間だ

僕は人間だ

僕は僕なのだ
そうして僕は

光を避け

光を欲す


痛みが沈黙を

傷が静寂を

血が言葉となり

私は平静を取り戻す

遥か彼方の冷たい星に

今宵も祈りを捧げた

私の中の色彩が

少しづつ

色付きはじめた
僕が色を知り

世界が色を取り戻すまで

闘うのだ

片手に持つ白旗は

温かな血で

生きた証となる
それでも花は咲くのだろう

それでも風は吹くのだろう

それでも光は射すのだろう

だから君は生きるんだ

生きろ


運命の鎖から解放され

本来の自由へと

最も厳しい闘いへと

さあ、行こう
鏡の中の自分に問う

鏡の中の僕は

何も答えない

それが

答えなのだろう

飛ばない鳥


あと少し

もう少し

自分を信じてみようと

少しの勇気と

少しの痛み

ほんの少しの悲しみ

そうして得る

大いなる

幸福

2012年8月24日金曜日


貴方が言葉を求める

貴方が道を探す

本来の姿を探す

愛を欲する貴方

小さな貴方の旋律が

僕に訴えかける

貴方の消えてしまいそうな僅かな炎を

再び燃え上がらせる者は

すぐそこにいるんだよ

神聖な誓い

貴方が生まれたその時

命にかえてでも守りたいと願った貴方の天と大地

愛をもって

優しい貴方の心は

灰になる運命ではないのだ

大いなる大地のもと

眠りにつく貴方の心を

そっと



静寂の中

牙をむく

欲望が精神を支配し

全てが灰と化す

天より授かりしこの羽さえも

枯れ木となる

僕は再び祈る

地に母なる大地に

我生きるべく涙を押し殺す

弱く生きれる強さを

その強さを

僕に与えよと

僕はただ

この身のまま

呼吸をしたいだけなのだ

これが僕の

呼吸の法則






僕は悲鳴をあげる
静かに
けっして誰にも届くことはないのだろう
雨の夜
響く鼓膜の中の雑音
僕の中の蝶が夢を映し出し
僕の中の蝶が夢を隠す
光の温度がこの身体を蝕む
光が強すぎる
そして
陰さえ隠すのだ
僕の目は光の反射で
あるべき世界を見失った
ここは何処か
慣れ親しんだ名が記号となり
光が更なる強さを増した
助けて僕の陰よ
助けて僕の温度よ
不意な出来事に心臓が乱れた
夜の静寂を待ち
耐えるのだ
世界が僕を見つけ出してくれるまで
あとどのくらいだろう
無機質な目から
何かが落ちる
手招きされるこの道を
進むことは
ないのだろう
僕には僕の居場所がある
本来の呼吸が出来る場所
闇の中でこそ
僕の光を探せるのだろう
きっと、そうなのだろう



我々は

変えることの出来ぬ死を

変化することの恐れを

静かに受け入れ

心と自我を一転させなければならない

それこそが今

我々に出来ることなのだろう



心我一転



一頭の馬と出会う

僕らは少しの言葉を交わし

その背中に跨がった

頭を撫で頬を近づけた

この匂い

この毛並み

この呼吸

その全てが愛おしく

静かに足をおろし

僕らの物語が始まった


僕と君が一つになり風になった


きっと誰にも見えないのだろう


君と僕は


君と僕の中でのみ生きているのだから


だけどそれで十分だった



私が石になろう

無邪気に流れる風は
貴方を未知の世界へと連れて行ってしまう

私が石になろう

しかしいつの日にか貴方は知ることになるだろう
その石が貴方をここに縛り付け
そして自由を縛りつけていることを

無邪気な風は貴方を導いていたことを



風の街
我が身を任せ
飛翔する
人間は飛べるのだから



それでも貴方が望むのならば
私は貴方の石になろう


いつの日にか私は風や雨に削られて
貴方の前から姿を消すだろう


それが風の街


生命ある者



皆自由に飛べるのだ

孤独の時こそ


正直であれ


そしてまた訪れる偽りの闘いに


 備えるのだ



風に逆らい飛び始めた

血を流す覚悟こそ

神話の始まり

2012年8月23日木曜日

孤独の果てに手を伸ばす
そこには光の残像
暗闇の中では貴方が眩しく
この目を細めた
貴方が愛おしく
またあの温もりを懐かしみ
目を瞑る

光の糸に抱きしめられながら
ここから飛び立ちなさいと
空よりももっともっと高い場所から
声が響くのだ

孤独の鎖が
また僕の身体を縛り付けた

今はまだ、この鎖を解く術を知らないのだ

2012年8月22日水曜日



人間の意味とは

最も自由に呼吸をし

解放されることである


人間は皆、飛べるのだ













2012年7月11日水曜日

強さとは 確信であり、信念であり

 優しさである 

 弱さとは 確信までの道のりであり 信念までの道のりであり 

 優しさまでの道のりである 


貴方が心の扉をかたく閉じてしまわぬかぎり 少しの隙間でさえ 光は射すのである 

さあ、平たんな道でも険しい道でも 

歩くのだ 

 飛べなくともいい 

 その先にある貴方の中心へ

辿りつけ